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全損時超過特約|クラウン(JZS151) [キズへこみ・鈑金塗装・事故修理]

「ブログ見たんですけど、ヘッドライトコーティング屋さんですか?」

いやぁ~、ヘッドライトコーティング屋さんといえばそうですが・・・

それじゃぁ今日は、
全体業務の30%以上をしめる鈑金塗装についてご紹介します。

ただ、ぶつけた個所をもとに戻すビフォー・アフターは、書くほうとしても楽しくないので、
入庫中の全損超過特約(相手自動車全損時超過修理費等担保特約)を使った事故板金についてお話したいと思います。


下の写真は、平成8年式クラウン(JZS151)です。
停車中、後方からの追突事故。
幸いなことに、車には誰も乗っていませんでしたのでケガ人はありませんが、とても大きな事故です。


全損超過特約(クラウン).jpg


損傷個所は、バックパネル、サイドフレーム、リアークォーター、フロアーパネル、サスペンション、損害は80万を超えると思われます。

さて、こうした事故の場合、相手が100%悪いので相手に請求すれば良いのですが、
法律では、損害額もしくは時価額(取引価格)どちらか低いほうと定められています。

距離の少なく程度もいい平成8年式クラウンですが、
中古車市場では、もはや流通していません。
査定の基準となるレッドブックやイエローブックにも載っていません。
そんな中、保険会社から提示された時価額は20万ほど。
もちろん時価額UPの交渉は並行して行いますが、
修理代を補うだけの費用は期待でません。
また車を変え替えるとしても、追加の費用 足が出ます。

ぶつけられたのに、納得いきませんが、
実は、このような事故、割とあり、もめることもしばしば。

こんなとき役に立つのが「全損超過特約(相手自動車全損時超過修理費等担保特約)」です。
全損超過特約とは、「時価額にプラス50万円までの修理代は支払いましょう」という特約です。
(保険会社によって若干違いますのでご確認ください。)

この特約は、修理する場合に限定しています。
今回の場合だと、直さず、車を変え替えるなら20万円の時価額しか出ませんが、
修理するなら、時価額20万円にプラスして50万円、計70万円まで出してくれます。


不幸中の幸いです!
今回、相手(加害者)の方は、この全損超過特約に加入されていました。

・・・ということで、


全損超過特約(クラウン) (8).jpg


早速、修理開始です。


直すか?買い替えるか?どうするのかは、お客様とよく相談して決めることですが、
加害者の方が、もしも、この全損超過特約に加入していたら、
このように、時価額にプラスして修理することができます。

また、いつ被害者が加害者になるかもしれません。
自動車保険の継続や更新、内容を見直すときは、全損超過特約も考慮いただければと思います。



今回、クラウンのオーナー様も本当に悩まれました。
この車は、子どもさんが買ってくれた車だそうです。
そんな思いもあって、簡単に廃車したり買い替えたりできない。
保険会社は、こうした被害者の思いに応じた対応はなかなかできません。
でも、私たちのような修理・鈑金業を営む者は、出来る限りお客様の想いに寄り添いながら、
修理のご提案をさせていただいております。
困ったときは、最寄りの修理屋さんにご相談されるのもひとつです。



事故鈑金、カスタム、カーエステ・クリニック、コーティング、お気軽にお問い合わせください。
052-903-8439



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